喜劇か悲劇か

同じ出来事でも人によって捉え方は違うから、見える世界が違うよねというよくある話

友人Aはポジティブであり関西人である
少々決めつけが過ぎる気がするが、その二つの要素を持っているからだろうか
Aにかかると失敗や悲惨な話もコメディになってしまう
大抵登場人物はオーバーリアクションだし話はどんどん面白おかしくなる

その場にその登場人物がいる場合、そこまで言ってないよー
話を盛り過ぎ!
と言いつつ楽しい時間を過ごすことになる


最近友人Bからちょっとしたトラブルから長年の友人Cと縁がきれた話を聞いた
友人Cの上司や警察をも巻き込んでなかなかドラマチックな離縁のお話
トラブルは小さな出来事の積み重ねで止まらなくなってしった結果であることが多々あるが、外野の私からすると、事の発端から顛末までなぜそうなった?!感が満載だった
納得感は薄いけどそれをカバーするかのように、今回の出来事とは関係ない友人Cの行為から友人Cがいかに無作法な人間であるか説明つき


恐らくジャンルが違うのだ
同じ出来事を題材に友人Aはコメディを作り、友人Bは課題提議するドキュメンタリーを作る
そのために必要な編集をする

もっと言えば伝えたいメッセージが違うから違うジャンルになるのだ
友人Aは人生っておもろいな
友人Bは人生って複雑で悩ましい
更にはどの立場で話をしたいかによってもジャンルはかわってくる
ただ共感したいだけなのか何かを教えたり示唆したいのか


こうゆうことが人生の妙なのか

じゃあ私はどんな作品を?

すでに都度都度の出来事から教訓や課題を得てきた
その教訓が自分のテーマになることもある
ただそれを裏付ける作品ばかりじゃあ、楽しくない
既に知っていることと安易にやっつけてしまってはもったいない

まだまだ知りたいのだ
初めての感情に出会いたいのだ
知識に感動したいのだ
だから決めつけないように多くのジャンルに挑戦するような気持ちを持ちたい
まっさらな余白の部分を残してこれから先の体験に臨んでいくのだ